2016年4月15日金曜日

感想&書評「にじいろガーデン(小川糸)」(ネタバレ注意)感想レビュー・題材がレズビアンカップルなのです。 #Novel

にじいろガーデン(小川糸)は新しい小川糸ワールドが味わえるおすすめ小説です。

代表作の「食堂かたつむり」でファンになり、小川糸さんの小説はだいたい読んでいますが、この「にじいろガーデン」は、実は読み始めた当初は小川糸さんの本では初めて「あっ、しまった」と思ってしまったものです。
他の作品は、心がほっこりするような田舎の田園風景を背景に人と人との温かいつながりがじんわり感じられるものだったのですが、これは題材がレズビアンカップルなのです。少し過激で共感できない部分が多いなと思い、最初は憂鬱になりました。
でも読み進めていくうちに、どんどん引き込まれていきました。確かに主人公がレズビアンではあるものの、根底を流れているものは他の作品と同様に丁寧に正直にひたむきに生きている人々のふれあいなのです。レズビアンカップルとそれぞれの連れ子の4人家族という変わった構成ですが、血のつながりを超越した深い愛情が描かれていて、読んでいると息が苦しくなってしまうほどです。
そして、衝撃のラストでこらえきれず号泣してしまいました。あまりの切なさに、読後しばらくは、この家族のことが頭から離れず、思い悩んでしまったほどです。
心が洗われる1冊でした。

ありがとう寄稿。

賑やかな雰囲気にもなるのですが戦争になりかけてしまうのです。その前触れにもかなり注目するものです。
不動1巻第3話「新宿」感想&あらすじ・江戸坂組の中では「報復」という事で緊張感が高まってくる内容にも…ネタバレ注意。 #マンガ - ジャンプ部屋ブログ

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